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3次元CAD販売会社の営業マンがデモンストレーションで部品を軽快に「モデリングしている」姿を見たとき、それはまるで軽快に「設計している」かのように映ります。 しかし、それはただ「形を作っている」だけであり、そこに「設計する」という意思は入っておらず、多くの設計関係者がだまされるのです。 「モデリングができる」ということと「設計ができる」ということは、これこそ次元が違う話です。
皆さんは、設計をはじめるとき、いきなりCADの前に座って線を描き検討をしていませんか? 製品開発は、次のようなプロセスを経て量産化されます。 @概略設計 A詳細設計 B試作品の製作 C設計評価・第三者評価 D生産図面・技術資料作成 これから開発する製品の素性、つまり信頼性やコストを決定付ける設計の最も重要なプロセスが「構想設計」です。 構想設計のような検討段階からCADを利用してしまうと、設計者の性格上、どうしても形状を完成させたくなります。しかし、これでは本来の構想設計とはいえず、構想をおろそかにした詳細設計が始まってしまうのです。
「CADは単なるツールである」という認識の下、鉛筆で設計者の頭の中のイメージをポンチ絵として描き表わす作業から、部品構成までばらし、部品表を作成して材料や表面処理まで検討してこそ、構想でありコストの予測もできるのです。 本書では、構想設計で描いたポンチ絵から、2次元CADを使ってスペース検討し、3次元CADを使って設計する手順を説明しながら、設計者が工夫できる効率的な3次元CADを使うテクニックや注意点などを紹介しています。
学生や新入社員で機械設計とはどうやって進めていくのか?と疑問に思っている方、まだ3次元CADを使ったことの無い設計者やトレーサーから設計者にステップアップしたい方にお勧めいたします! 機械設計の本質を知った上で、CADを使わなければいけないのです。
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